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【マブガル考察】「ホワイトアウト・エスケープ」ネタバレ有

考察

イベントストーリー「ホワイトアウト・エスケープ」、皆さんはもう読まれましたか? 雪山での遭難、そして未知の機体発見……。物語の面白さもさることながら、設定オタクとしては見過ごせない「爆弾」がいくつか放り込まれていましたね。

今回は、発見されたメイズガーター(MG)が放っていた「ジャミング」と、その「動力源」について、本家マブラヴ・オルタネイティヴの設定と比較しながら深掘りしていきます。

通信妨害(ジャミング)が意味する「対人戦」の予兆

今回のイベントで最も驚いたのは、放置されていたMGの「無線通信のジャミング機能」が生きていたという点です。

ここで、本家『オルタ』の世界における無線通信をおさらいしてみましょう。 戦術機は「戦域データリンクシステム (Tactical Data Link)」によって、僚機や司令部、歩兵部隊と情報を瞬時に共有しています。BETAの光線級が放つ「重金属雲」による電波障害が有名な舞台装置ですが、あれはあくまでBETA側の攻撃に伴う「副作用」に近いものです。

しかし、今回発見されたMGは「ジャミング(通信妨害)」を目的とした機能を持っていました。

これ、冷静に考えると凄く不穏だと思いませんか? 意思疎通のないメイズシフターを相手にするなら、通信を妨害する必要なんてありません。無線をジャミングして困るのは、「組織的な連携をとって戦う人間」だけです。

今の学園チームは、通信による密な連携を武器に戦っています。そこをピンポイントで無効化する機体が存在していたということは、過去(あるいは水面下)で「対人戦(MG同士の戦い)」が想定されていた動かぬ証拠ではないでしょうか。今後のストーリーで、この機能が牙を剥く展開がありそうで怖いですね……。

初っ端から学園が襲撃されたりしていますので、今更感はありますが、少なくともMG同士の通信による連携を妨害するためのジャミング自体は行われていないということで。

万年雪に眠るMG:なぜ発見されず、なぜ動くのか?

もう一つ、大きな疑問が残ります。 「雪山の表面に近い場所に置かれていたMGが、なぜ今まで発見されなかったのか?」 「ガレムグラード山脈が自治体や学園の管理下に無い空白のエリアなのか?」「雪が無ければ、空から見て分かる程度なのに調査の手は入らなかったのか?」

鳴滝家の別荘があるぐらいですので、立入禁止エリア扱いでも無いでしょうし。

そして最大に不可解なのが、「何年も放置されていたはずのMGが、なぜ稼働し続けていたのか?」という点です。

ここで『オルタ』における戦術機の燃料設定を見てみましょう。

  • 本体駆動: 燃料電池とマグネシウム電池。関節には電磁伸縮炭素帯(カーボニック・アクチュエーター)を使用。
  • 跳躍ユニット: 推進剤(ジェット燃料)。

作中でも、推進剤が切れて補給する描写は頻繁に登場します。しかし、マブガルのMGに関しては、これまで「燃料」に関する描写がほとんどありません。

オルタコラボの際も、外観は似ているものの「別系統の技術」として扱われていました。学園側の人物がオルタ世界の戦術機技術を見てもそれほど驚いていない様子を見るに、技術水準そのものはマブガル世界の方が上である可能性が高いです。

(機体に普段着で乗り込むという超技術については、一旦スルーしましょう)

「歴史」を語らなかった機体の正体

今回発見されたMGについて、具体的な年代設定などの詳細は語られませんでした。 そのため、「比較的新しい年代の機体だったので、燃料(電池)が残っていて稼働した」という解釈もできます。

ただ、個人的には少し残念でもありました。もしこの機体がもっと「遥か昔」の遺物であったなら、前回の記事で考察した「ザルトゥームの歴史」に関する重大なヒントが開示されたかもしれないからです。

とはいえ、この「放置されたジャミング機」が存在すること、そしてこの機体が発見されたことに対して反響が薄かったこと自体が、この島の平穏な歴史の裏に隠された「闘争の記録」を示唆しています。