マブガル(マブラヴ ガールズガーデン)の設定を深掘りすればするほど、不思議な違和感に突き当たることがあります。
前回の記事では、5自治体のどこにも属さない「世界の中心」ガレムグラード山脈と、そこにある主縦坑(しゅじゅうこう)について触れました。

そこで引用した「遥か昔には主縦坑を使い、MG部隊を送り込んでいたが……現在は頓挫している」という一文。書いた後に読み返して、ふと強烈な違和感に襲われたんです。
「……あれ? マブガルの世界における『遥か昔』って、いつのことなんだろう?」
鳴滝七彩のプロフィールに見る「MG史」の短さ
その違和感の正体は、鳴滝七彩のキャラクター紹介にありました。
「MG事業で1代にして財を築いた鳴滝家の長女。世の中からは『成金』として知られ、そのことにコンプレックスを抱く。」
ここで気になるのは「1代にして」という表現です。
もしMG(Maze Guarder)という存在が、主縦坑に部隊を送り込むほど「遥か昔」から一般的に存在していたのだとしたら、彼女の親の代(=たった1代)で急激に資産家になるのは、少し話が合わない気がしませんか?
私たちの「50年前」は、彼女たちの「遥か昔」なのか?
一つの可能性として、10代の少女である七彩たちから見た「数十年というスパン」が「遥か昔」と表現されているパターンです。
アマツ(天津)は元々MGをライセンス契約しており、独自の機体を持っていなかったという設定があります。
- 親の代(30〜50年前):ライセンス契約から独自設計へ移行し、爆発的に利益を上げた。
- 子供の視点:自分が生まれるよりずっと前、親が苦労していた時代=遥か昔。
もしそうなら一応の納得はいきますが、それにしても「主縦坑を使い、未知の領域へ部隊を送り込んでいた」という国家プロジェクト級の歴史が、たった数十年で「伝説」や「お伽話」のようなニュアンスで語られるものでしょうか。
ザルトゥーム人の「寿命」と「時間感覚」
そもそも、このザルトゥームという世界の時間の流れはどうなっているのでしょう?
(そりゃぁ50代のおっさんと、10代の若者の時間間隔は違うでしょうけど)
公式では明言されていませんが、いくつか気になる点があります。
- 学園の在籍期間:何年で卒業という決まりが無いので、生徒会長などは十年以上その椅子に座っていそうな貫禄があります。(イメージです)
- 寿命の謎:ザルトゥーム人の平均寿命がもし数百年単位だとしたら「1代」の意味は重くなりますし、逆に短命なら「遥か昔」はもっと最近のことになります。
龍宮親子のイベントを見る限り、私たちが想像するような「親子関係」や「情愛」が存在することは間違いありません。しかし、その成長スピードや世代交代のサイクルが、地球の人間と同じであるという証拠はどこにもないのです。
伏線か、それとも「ふわっとしたファンタジー」か
マブガルは、時折こうした「設定の隙間」が顔を出します。
これが単なる表現の揺らぎ(ふわっとした設定)なのか、あるいは「この世界の時間は歪んでいる」「実は文明がループしている」といったSF的な伏線なのか……。
もし後者だとしたら、ガレムグラードの主縦坑が「頓挫した」重力異常というものが具体的にどのような現象なのか、この世界の根幹に関わる秘密が隠されているのかもしれません。
皆さんは、この「一代での成金」と「遥か昔のMG部隊」の矛盾、どう考えますか? もしストーリーの端々で「時間」や「歴史」に関するヒントを見つけた方がいたら、ぜひ教えてください!


