マブガル攻略最前線、50代歩兵です。
新キャラクター、【理解深き老成の智者】タチアナ・ドロズドヴァ。スキルを一通り読んでの感想は、シンプルに言うとこうです。
普通に強いアタッカーです。
ただし、あくまで性能だけの話をするなら、シャイのアタッカーが既に揃っているなら無理して回す必要はないと思います。
条件発動型アタッカーの宿命
タチアナのキットは「凶兆」スタックを軸にした条件発動型です。条件発動型のアタッカーである以上、条件を満たす労力以上の見返りが無いと意味がありません。これは条件型キャラ全般に言える話です。
タチアナの場合、条件を満たすと上位アタッカーと概ね同じぐらいのダメージスキルになる、というのが正直な印象です。「条件を満たして初めて並ぶ」という設計は、決して悪くはないものの、突出した強さとまでは言い切れません。
スキル詳細解説
EXスキル「静かな時を」――条件付きながら実質1行動全体ダメージ無効
全体に威力169.6でEN攻撃。攻撃時に対象が「凶兆」を2つ以上所持していた場合、対象の次の攻撃での与ダメージを100%減少させるデバフを付与します。「凶兆」が2つ未満なら、代わりに「凶兆」を1つ付与します。
与ダメ100%減は実質的に1行動分のダメージ無効化です。これ自体は強力な効果ですが、「凶兆」が2つ以上という条件付き。発動できるかどうかは事前の凶兆管理にかかっています。条件さえ整えば全体に対する制圧力は十分です。
アクティブスキル1「遅効の毒計」――幻惑による回復変換が独自性の核
攻撃力が最も高い敵単体に威力93.6で攻撃し、1行動の「幻惑」を付与します。幻惑はダメージ効果を回復効果へ変換(変換後の回復値は本来のダメージの70%)するという独特の妨害です。さらに「凶兆」を1つと1行動の継続ENダメージ(攻撃力×10%)を付与。この発動で凶兆が4つ以上になった場合、追加で威力100の攻撃を行い、凶兆を全て解除します。
幻惑は敵の攻撃手段そのものを無力化する珍しい効果で、特性として面白い。ただし「凶兆」を貯めても4つ目を踏むと一気に解除されてしまうため、凶兆を積み上げてからEXスキルにつなげる、という流れがこのスキル単体で崩れがちです。
アクティブスキル2「逆転の方策」――会心特化の敵に刺さるが単体限定
敵単体に威力46.8で3ヒットEN攻撃し、1行動の間会心率を20%、会心ダメージを50%低下させます。さらに「凶兆」を1つと継続ENダメージを付与。こちらも凶兆4つ到達で追加攻撃+凶兆全解除が発生します。なお自身が「深慮」を所持していた場合、このスキルは発動しません。
会心率・会心ダメージの大幅低下は会心型アタッカーに対しては強そうです。しかし単体スキルなので、そもそも狙った敵に巧く当てられるかどうかの運用面の問題がついて回ります。「深慮」所持時に発動しないという制限もあり、状況次第で機能停止することがあります。
アクティブスキル3「一点突破の戦術」――シンプルな単体高火力
敵単体に威力190.8でEN攻撃し、「凶兆」を1つ付与します。クールタイムや条件なしのシンプルなメイン攻撃です。凶兆を着実に積み上げる役割も兼ねており、立ち回りの軸になるスキルです。
パッシブスキル「起死回生の一手」――個性的な生存兼EX加速スキル
累計で最大HP×20%のダメージを受けた際に発動。最大HP×12.5%のシールドを付与します(1ヒットで消滅)。さらに自身のHPが20%未満だった場合、EXゲージを5加算し、致死ダメージを1度だけ耐えてHP最大HP×25%回復するバフと、解除不可の「深慮」を付与します。「深慮」を所持している間はこのスキルが発動しません。
個性的なスキルはこの「起死回生の一手」だと思います。ありふれた生存スキルに、瀕死時限定でEX加速効果が発揮されるという付加価値がついている。瀕死から一発逆転のEXスキル発動につながる構成は面白い設計です。
凶兆システムの噛み合いの悪さ
「凶兆」は行動ごとに1つずつ付与されていきますが、4つに到達するとアクティブスキル1・2の両方で勝手に解除されてしまいます。EXスキル「静かな時を」を発動させたい(凶兆2つ以上欲しい)場面と、アクティブスキルで凶兆を4つまで積んで追加攻撃を狙いたい場面が、同じリソースを取り合う形になっており、狙った効果を両立させるのが難しい印象です。
評価まとめ
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 条件達成後の総合火力 | ○ 上位アタッカーと同等 |
| 凶兆システムの噛み合い | △ スキル同士で食い合う |
| 起死回生の一手の個性 | ◎ 唯一無二の瀕死EX加速 |
| 会心型敵への妨害性能 | △ 単体限定で運用面の課題あり |
| 既存シャイアタッカーとの優先度 | △ 既に揃っているなら無理は不要 |
引くべきか、見送るか
50代指揮官の結論
タチアナは「条件発動型アタッカー」というジャンルにおいて、平均的かそれ以上の働きをするキャラです。凶兆を貯め、EXスキルや一点突破の戦術で火力を出し、瀕死になれば起死回生の一手で粘る。一連の流れに筋は通っています。
ただし、凶兆4つで自滅的に解除される噛み合いの悪さや、逆転の方策が単体限定で運用が難しい点など、決して隙のないキットではありません。
普通に強いアタッカーであることは間違いありませんが、シャイのアタッカーが既に揃っているなら無理して回す必要はないと思います。理解深き老成の智者というキャラクター性そのものに惹かれるなら、迷わず引いてください。
のじゃ好き。




