マブガル攻略最前線、50代歩兵です。
新キャラクター、【渚のスイートデビル】アニス・ベネット。今回はスキル評価の前に、まずこれを言わなければなりません。
ついにアニスの「母親」について明らかになりそうです。
イベントストーリーが熱い。あの場面で指揮官くんは一体何と言ったのでしょうか。気になって夜も眠れません。……まじであそこで何を言ったんだ。
それはともかく、スキルの話をします。
スキル詳細解説
EXスキル「ミッドサマー・ラブ」――抽選系スキルのロマンと現実
自身以外を優先した味方単体か、自身に最も近い敵単体からランダムに3回対象を抽出。抽選1回につき、対象が敵なら1行動の間防御力-15%(重複可)、味方なら1行動の間攻撃力+15%(重複可)+対象と自身にEXゲージを1加算します。
抽選系スキルというのは難しいです。全て味方に当たればEXゲージ加速+攻撃バフ3連発の大当たりですが、全て敵に当たれば防御デバフ3連発という全く別の効果になります。会心攻撃のように「当たりが出れば上振れがデカい」という設計にしてほしかったというのが正直なところ。抽選系は「外れても及第点」か「当たりが劇的」かのどちらかでないと微妙な印象になります。
さらにこのEXスキルはEXゲージを消費して発動するわけですが、後述のパッシブとの兼ね合いでEXゲージが貯まりにくいという問題があります。そうなると余計にEXスキルの効果は盛り盛りにしてほしかった、と思わずにはいられません。
アクティブスキル「サマー・スプラッシュ」――EXゲージ操作の地味な嫌がらせ
敵単体に威力21.2で4ヒットEN攻撃。対象がEXゲージを1以上所持していた場合、対象のEXゲージを1削り、自身のEXゲージを1加算します。
EXゲージ移転という独自の妨害効果を持ちます。相手のEXスキルを一手遅らせながら自分のゲージを積み上げるという設計は面白い。ただし攻撃倍率としては控えめで、純粋な火力スキルとしては物足りません。EXゲージ管理の歯車として機能する、ユーティリティ寄りのスキルです。
パッシブスキル1「ヒートアップ・ラブ」――今回最も個性的な被ダメ即時回復
最大HP×15%以上のダメージを1ヒットで受けた際に発動。1行動の間EXゲージ獲得量+100%(重複可)を付与します。さらに所持EXゲージに応じて被ダメージ分を即座にHP回復します。
- EXゲージ2:ゲージを1消費し、被ダメの50%回復
- EXゲージ3以上:ゲージを2消費し、被ダメの100%回復
- EXゲージ0:発動しない
これは面白いスキルです。大きいダメージを受けた瞬間にそれを帳消しにする即時回復は、タンクでもヒーラーでもない独自の生存方法です。EXゲージ3以上を維持できれば被ダメを実質無効化できる場面もあります。
ただし当然ながら、このスキルがEXゲージを消費するためEXゲージが貯まりにくくなるという問題が生じます。EXスキルを使いたいのにゲージが回復で消えていく、という状況は想像に難くない。この点を踏まえると、EXスキルの効果はやはり盛り盛りにしてほしかったという結論に戻ります。
パッシブスキル2「アクア・セービング」――汐風を介した味方回復+PP加算
自身以外の「汐風」を所持している味方が累計で最大HP×30%のダメージを受けるたびに発動。対象のHPを威力47.5で回復し、「汐風」を1つ解除します。さらに自身がEXゲージを2以上所持していた場合、ゲージを1消費してPPを1加算します。「ヒートアップ・ラブ」と同タイミングでは発動しません。
こちらもEXゲージを消費するスキルです。汐風を持つ味方の回復をトリガーにして発動するという間接的な設計は独自性があります。ただし汐風の付与手段が「サマータイム・ロマンス」の1回限りに依存しているため、戦闘が長引くほど汐風が枯渇していくという問題があります。
パッシブスキル3「サマータイム・ロマンス」――戦闘中1回の大型パッシブ
ターン開始時に発動(戦闘中1回のみ)。自身に接する味方に「汐風」を3つ付与し、自身に現在HP×20%を超えるダメージを3ヒットまで50%減少させる効果を付与。さらに自身のEXゲージを3加算します。
EXゲージ3の一括加算はありがたい。ただし汐風の付与対象が「自身に接する味方」に限定されているのが惜しい。味方全体に付与できれば「アクア・セービング」との連動がより活きたはずで、ここは全体付与で良かったのではないかと思います。
EXゲージを巡る設計のジレンマ
アニスのスキルを整理すると、EXゲージが全てのスキルと連動していることが分かります。
| スキル | EXゲージへの影響 |
|---|---|
| ミッドサマー・ラブ(EX) | 消費して発動・味方当選でゲージ加算 |
| サマー・スプラッシュ(AS) | 敵ゲージ削り→自身に加算 |
| ヒートアップ・ラブ(PS1) | 回復のため消費(最大2) |
| アクア・セービング(PS2) | PP加算のため消費(1) |
| サマータイム・ロマンス(PS3) | 一括で3加算(1回のみ) |
ゲージを稼ぐ手段と消費する手段が拮抗しており、EXスキルを撃つほどの余裕を作るにはかなりの戦況が整う必要があります。回復だけは被ダメ時の条件付き自動発動で効率が良いのですが、その回復のためにゲージが消費される……という循環が起きます。
評価まとめ
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 被ダメ即時回復の独自性 | ◎ EXゲージ3以上で被ダメ実質無効 |
| EXスキルの抽選設計 | △ 上振れ幅が物足りない |
| EXゲージ管理の難しさ | △ 稼ぎと消費が拮抗する |
| 汐風の付与範囲 | △ 隣接限定では活かしにくい |
| 全体的な性能 | △ もう一声ほしかった |
引くべきか、見送るか
50代指揮官の結論
正直に言えば、今回ももう一声性能を盛っても良かったのではという印象は否めません。EXゲージを軸にした設計の一貫性は評価できますが、そのゲージが回復にも消費されてしまうジレンマ、抽選EXスキルの物足りなさ、汐風の付与範囲の狭さ……惜しい部分が重なります。
ただし。
アニスさまが嬉しそうなので全く問題ありません。
そしてイベントストーリーで「母親」の話が明かされそうな今、アニスを手元に置いておく理由はそれだけで十分です。指揮官くんがあの場面で何を言ったのか、その続きを一緒に見届けましょう。




